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PEGを見れば日本株は依然割安だって [日本株式]

PERが15~20倍を超えてくると、それだけで割高に感じて買いにくい。でもPEGを見ればまだまだ日本株は割安だという。

金融・政策/PEG 1倍割れ銘柄続出 日本株、依然割安のシグナルも
- FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE 2009/6/2


日本企業の利益成長に対して株価は依然割安圏にあることが、大和総研の調べで1日、分かった。PER(株価収益率)を1株当たり利益成長率で割った「PEG」に注目したところ、割安とされる1倍割れの銘柄が続出。


スタートトゥデイについて考えていた時に、成長株の買い方がわからないと思ってたけど、この指標は使えるかもしれない。現在のPERが高くても、将来の一株利益が上がればPERは下がる。だからPERを一株利益成長率で基準化するっていうのもそれなりに説得力があるとは思う。

ただ、利益成長率をどう見積もるかについてはこの記事からはわからない。利益成長率は、今後3年から5年の年平均成長率を使用すると言われても、それがわからない。あと、PER60倍で成長率30倍ならば、PEGは2倍となる。通常1~2倍程度のことが多く、1倍を切る場合に割安とされる。とあるけど、成長率30倍ってことはないだろう。成長率30%じゃないのかな。


 「化学や内需の優良銘柄が多い」(鈴木政博シニアクォンツアナリスト)のが特徴で、化学では宇部興産が0.56倍、クラレが0.78倍。小売りのニトリが0.94倍、金融のクレディセゾンが0.59倍などとなっている。


このアナリストが各企業の成長率をどのぐらいに見積もっているか逆算してみようかな。PEGは記事の値、PERは日経マネー&マーケット(2009/06/02)の実PER(宇部興産から順に20.33, 27.95, 17.93, N/A)を用いることにする。期待成長率=PER/PEGを用いると、それぞれ宇部興産から順に、36.30%、35.83%、19.07%、N/A となる。。

ニトリは過去の一株利益の伸び率と比較したところ、19.07%はちょっと高めだけど妥当な範囲かな。宇部興産とかよくわからん。四季報予想で10年3月期の一株益はマイナス49.7 円なんだけど。。?

結局一株利益の期待成長率をどうやって求めているかが明らかじゃないから、お仕着せのPEGの値は使えない。自分で期待成長率を仮定してPEGを求める方が妥当性はどうあれとりあえず納得して使えるかな。

試しにスタートトゥデイのPEGを求めてみる。期待成長率なんてわからんから、仮に今期の営業利益の伸び率24.8%を用いることにする。実PERは日経マネー&マーケットの値29.82倍を用いると、PEGは1.20。割安ではないけど、特別割高でもないな。もっと伸びしろがあると思えば、たとえば企業の計画、10年3月期は41.7%増益、を鵜呑みにすれば、PEG 0.72。割安だ!買いだ!などとやればいいかな。




メモ:
PER=Price/Earning
PEG=PER/GrowthRate

タグ:PER PEG 成長率
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