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長期投資と長期保有は違う [投資全般]

長期投資は長期でのリターンを目的とする投資の事。
長期保有は単に、購入した金融商品を長期に渡って持ち続ける、その有り様。

長期投資の方法は一つではない。成長株・割安株を見つけ出して長期保有するのも一つの方法だし、国内外のいろんな金融商品に分散投資してトータルでリターンを得ようとするのも一つの方法だ。

分散投資の場合、年月の経過とともに最初に決めた資産配分からの乖離が生じる。その場合適切な資産配分に修正するリバランスを行う。リバランスの際には当然、保有する金融商品の一部売却や買い増しが生じる。決して購入した金融商品を単に持ち続ける訳ではない。

バランスファンドなどを利用して長期投資を行う場合、その金融商品を長期保有する事にはなるだろうが、単にそれで済むのは我々の代わりに運用会社がリバランスを行ってくれるからだ。

いずれにせよ、目的は長期でのリターンを得る事であって、長期保有自体が目的ではない。長期投資だからといって相当額の含み益が出ている商品を売らずに我慢して長期保有する必要はない。利益を確定してその利益を他の投資対象に投資すればいい。

いつの間にか長期保有自体が目的になっていないか自問する必要がある。





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