最高逆日歩の求め方 [日本株式]
制度信用取引において、日証金などの証券金融会社で株不足が生じた場合、売り方は買い方に逆日歩を払わなくてはいけない。
権利付き最終売買日に制度信用売りを行い、権利落ち日に決済した場合、逆日歩は最高でいくらになるか計算する。
により計算する。
2009年12月権利付き最終売買日にアサヒビール(2502)を空売りした場合、
4円/株×4倍×5日=80円/株
となる。結局最高逆日歩は、100株だと8,000円、1,000株だと80,000円となる。
権利付き最終売買日に制度信用売りを行い、権利落ち日に決済した場合、逆日歩は最高でいくらになるか計算する。
step 1. 日証金・最高料率早見表で貸借値段(=株価)と売買単位(=単元株数)から当てはまる最高料率を読み取る。
アサヒビール(2502)の場合、 株価が1,716 (09/12/25 15:00)で売買単位が100株だから最高料率が一株あたり4円となる。
step 2. 品貸料について:日本証券金融、"最高料率の倍率適用"から倍率を読み取る。権利付き最終売買日は4倍、権利付き最終売買日でかつ注意喚起銘柄などの場合8倍になる。
アサヒビール(2502)の場合、2009年権利付き最終売買日において注意喚起等はないので倍率は4倍となる。
step 3. 品貸料について:日本証券金融、"品貸日数の計算方法"によって品貸日数を求める。但し、平成21年11月16日(月)以降、権利確定日にも受渡が行われることとなり、受渡日は約定日から起算して4営業日目に統一された。
2009年12月末権利銘柄を権利付き最終売買日に新規売建、翌営業日に現渡しや反対売買等による決済を行った場合、株券借入日から株券返済日の間に東証休場日を挟むため、品貸日数は5日になる。
step 4. 品貸料について:日本証券金融、"最高料率"の項目から
(倍率適用銘柄)
品貸料率(逆日歩)の上限=最高料率×倍率×品貸日数
により計算する。
2009年12月権利付き最終売買日にアサヒビール(2502)を空売りした場合、
4円/株×4倍×5日=80円/株
となる。結局最高逆日歩は、100株だと8,000円、1,000株だと80,000円となる。
コメント 0