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ヨーロッパの銀行のストレステストはうまくいくか? [外国債券]

European banks: Don't flunk this one | The Economist
Europe’s banking system is far bigger than America’s: 91 banks are being tested, compared with 19 on Wall Street. Politics has made things harder. Lacking a single body with the authority and resources of the Fed, the tests are being run by a tangle of national regulators, the European Commission, the European Central Bank and a quango called the Committee of European Banking Supervisors.



ストレステストの対象となった銀行はアメリカでは19、ヨーロッパでは91!しかも、アメリカだったらFRBが監督権限を一手に担ってたからよかったけど、ヨーロッパは複数の国の話だから、各国の監督機関、EC、ECB、CEBSなどが入り混じってテストを行わないといけないから大変。

テストがうまく行くには以下の3つが必要。

First, some banks need to fail.
すべての銀行がパスするテストはテストじゃない。いくつかは不合格にならないといけない。

Second, even if fully factoring in the risk of sovereign defaults is politically impossible, the issue needs to be dealt with convincingly.
銀行が持ってる不良債権を国がすべて肩代わりするわけにはいかないだろうけど、ソブリン債のデフォルトリスクを完全に織り込むのは政治的に無理にしても、納得できる形で処理されないといけない。また経済的に弱い国だと自国の銀行をすべて救済できるとは限らない。スペインなどは貯蓄銀行を救済する余裕がないかもしれないし、救済するにしてもテストも厳しくなるかもしれない。

factor in 織り込む

Finally the stress tests must be stage-managed competently.
テストの結果を公表して終わりじゃなくて、それに応じて増資や公的資本注入などどう決着を着けるかが問われている。



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