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上海<人民元>不思議旅行 [外国債券]

人民元切り上げを狙って、中国の銀行口座を開設して定期預金を組もうよ。楽しいよ。という本。2005年3月発行ながら、現在でもわりと参考になる。人民元口座開設体験記が面白くて参考になる。





以下メモ。

『元で資産を持つメリット』

金利上昇切り上げのいずれかが高い確率で望める。



人民元は米ドルに固定されており、欧米の投資家が米ドル建てで中国に投資しても為替リスクは発生しません。その人民元が切り上がるとなれば、投資パフォーマンスはさらに向上します。
 こうして海外から資金が流入すると、景気が加熱してインフレが引き起こされます。米ドルとのペッグを維持しつつ景気の過熱を抑えようとすれば、金利を上げるしかありません。金利の上昇を避けようとすれば、人民元を切り上げて輸入価格を下げ、インフレを抑えるしかありません。


金利上昇か通貨の切り上げしかないなら、元で資産を持っておくといずれにせよ得する。

『元で資産を持つデメリット』

元で資産を持っていても円換算でマイナスになる可能性がある。
元の切り上げはドルに対してであるから元高ドル安が確実だとしても、日本円に対して元高になるとは限らない。

自由に円やその他の通貨に交換する事ができない。
一定金額を超えて両替した元は、半分までしか再両替できなかった。それが、現在では全額両替可能になったのだという。国際空港内の支店でしか再両替を受け付けていない。再両替期間は両替から6ヶ月以内であること。

中国銀行
最低預金額、規定なし。人民元定期預金は50元、外貨定期預金は500元。
口座維持手数料なし。
口座開設はパスポートのみで可能。
ATMカードあり。
statementは送られてこない(通帳式)。
インターネットバンクは中国語のみ。残高照会、口座内振替が可。送金はできない。
日本からの電信送金 外貨口座へは可。人民元口座へは不可。

HSBC中国
最低預金額 口座全体の総額で2,000USD。
口座維持手手数料 3ヶ月続けて最低預金額を下回った場合165元。
口座開設はパスポート+英文の住所証明書(銀行の残高証明書)。
ATMカードなし(ただし現在は発行されているようだ)。
毎月statement発行。
インターネットバンクは残高照会、口座内振替、他行への電信送金が可能。
日本からの電信送金 外貨口座へも人民元口座へも可。




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