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配当落調整金は配当×0.93。なんで? [日本株式]

権利日をまたいで信用売りのポジションを持っていた場合、配当落調整金を支払わなくてはいけない。これはSBIの場合配当から7%控除した額になっているようだ。

たとえば、H22年3月期の松屋フーズ100株、信用売りについて「信用配当金」名目で1,116円が引かれている。これは配当金1,200円の93%に相当する。信用の買い方は逆にこの額の信用配当金を受け取るんだろう。

わからないのが、配当落調整金はなんで配当金から7%控除した額なのか。

Q&A/カブドットコム証券
配当落調整金はどのように計算されるのですか? 平成16年1月1日以降平成23年12月31日までに発生する配当落調整金は、 配当落調整金=配当金-所得税源泉徴収相当額(所得税源泉徴収相当額=配当金×7%) で計算されます。



所得税源泉徴収相当額を控除していると言う説明のようだけど、配当落調整金については信用の売り方から買い方に支払う額でしかないんだから、所得税の税率なんてここでは直接関係ないんじゃないか?10%控除したっていいし、5%控除したっていいし、控除しなくたっていいし。まあいい。こんなのはただの取り決めだろう。

ちなみに信用の買い方からすると、受け取った配当落調整金は税引き後でもなんでもない。単なるキャピタルゲインに相当するから別途、譲渡益税を支払わなくてはいけない。その税率を10%とすると、信用の買い方が受け取れる配当相当額の手取りは配当*0.93*0.9=配当*0.837。元の配当金額からすると16.3%ひかれていることになるな。



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