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東電のロゴがミッキーマウスのミュータントに見える [日本株式]

大前研一曰く、「東電は芯まで腐りきっている」。使用済み燃料を大量に1カ所に貯めすぎだし、同じ場所にたくさんの原子炉を配置しすぎだ。

東電だけではなく、経産省も問題だ。原子力にかかる安全を確保する責任のある規制当局の監督機関でありながら、原子力利用の旗振り役でもある。学者も問題で電力会社から資金提供を受けているから独立性が保たれていない。経産省と規制当局、原子力産業の関係が問題で、石田徹は経産省から東電に天下りした。

Disaster in Japan: Plutonium and Mickey Mouse | The Economist
Paul Scalise, a TEPCO expert at Temple University’s Institute of Contemporary Asian Studies in Japan, responds that the demonising happens, in part, so that politicians, bureaucrats and the electorate can avoid blame themselves. He points out that Japan’s embrace of nuclear technology was a national decision, taken after the 1973 oil shock (Japan imports 99% of its oil). But after accidents at Three-Mile Island and Chernobyl, local people began to take a not-in-my-back-yard attitude. Utilities and the government responded by offering tax incentives, subsidies and other blandishments. The result was some of the highest electricity tariffs in the rich world.

The Economist April 2nd 2011
政治家も官僚も有権者も自分の責任にはしたくないから東電を悪役にするという一面もある。

原子力技術の利用は1973年のオイルショック以来の国策だ。日本は石油の99%を輸入に頼っている。しかしスリーマイル島やチェルノブイリの事故があってから、人々は原発を自分の地元には造るなという態度を取るようになった。それに対し電力会社と政府は補助金や税の優遇で応じた。だから電気料金が先進諸国の中では最高に高くなっている。

原子炉が特定の場所に集中してしまうのは地元の反対の中で原発を建設しようとした末の苦肉の策で、使用済み燃料を原子炉建屋に置くのはその保管場所について合意がとれていないからだ。

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原発問題は日本の問題、自分たちの問題。東電のせいにばかりにはできないんだよとThe Economistに諭された。あと、ミッキーマウスまったく関係なかった。

東京電力 (9501)
340↓C (11/04/07 15:00)
前日比 +3 (+0.89%)





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