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黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 [投資全般]

昔はプライベートバンクやヘッジファンドにしかできなかった様な投資が今や我々個人投資家にもできるようになった。金融の世界に起きている”革命”を知り、利用し、経済的独立を真の自由を手に入れようという本。エピソードも面白いし、実際に使える方法があちこちに書かれており参考になる。




第1章はアセットアロケーションの話。国内、海外の株式、債券に配分するオーソドックスな「至高の投資」に対して、日本のサラリーマンは年収から逆算して1億円以上のバーチャルな人的資本(サラリーマン債券)を持っているとの視点から、なけなしの金融資産にはレバレッジをかけてすべて世界株に投資すべきだという「究極の投資」が面白い。これはまあ実践すべきというより人的資本がいかに価値を持っているかの話と解釈した。S&P先物とEAFE先物は今後利用したいかな。

2章は新興国投資の話。現地証券会社開設、ADR,GDRやマルチマーケットの証券会社など。GDRでロシアにADRでインド、ブラジル、南アフリカに投資してみよう。

3章はFX、ミセスワタナベと購買力平価。

4章はヘッジファンドの戦術とオプション。狙った株価でプットオプションの売りをするターゲットバイイングという方法は実際使えるかも。あとヘッジファンドの株を買ってみたい。

5章はタックスヘイブンとマネーロンダリング、海外送金の仕組み(コルレス)。特にSWIFTの話が身近で勉強になった。このあたりは「マネーロンダリング入門」に詳しく書かれているらしい。

本当に盛りだくさんだからどこが参考になるかは読む人に依りそう。読むのに時間がかかった。




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ss

とても良い本です。
わたしも2回以上読んでいます。

人的資本の話は面白いですね。
一体自分にいくらの価値があるのか、考えてしまいました。

マネーロンダリング入門もおすすめです。是非読んでみてください。
by ss (2011-04-24 23:46) 

hogehoge

人的資本も格付けはいろいろですね。サラリーマン債券とか言ってもジャンク債のような人だと、なけなしの金融資産にレバレッジ掛けて株買ってる場合じゃないですよね。やはり格付けを上げる努力をすべきなんでしょうね。
by hogehoge (2011-04-30 07:18) 

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