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民主党新年金制度の狙いは低年金者・無年金者をなくすこと

新制度の土台は所得に応じて現役時代の保険料と老後の年金額がきまる「所得比例年金」。所得比例年金だけだと低所得の人は老後も低年金となる。そうした事態を防ぐため所得が一定以下の人には消費税を財源とする「最低保障年金」を上乗せし、誰でも必ず月7万年以上の年金を受け取るようにする。

(中略)

新制度の完全実施までに40年かかる。過去に保険料が未納だった期間分の年金は支給されないので、無年金・低年金問題の解消にも40年かかる。


(日経新聞2012年2月11日朝刊)


今現在無年金の人に新制度移行後直ちに月7万円支給するのではないようだ。でも仮に2016年度から新制度が実施されたとしてそれからずっと年金保険料を納めない人がいたら、その人はそれでも65才(?)から月7万円を受け取れる。保険料を納めないで済むように工夫して最低保障年金を受け取った者勝ちだな。これは問題あるだろ。

最低保障年金の財源は「消費税」で、必要な財源を確保するために、2035年度には+0.6%、2055年度には+4.4%、2075年度には+7.1%、その時の消費税率にそれぞれプラスされる。現行制度のままだと所要財源確保のために+0.3%、+1.9%、+2.4%だから、それに比べて税率は断然上がる。新制度の場合、その時の消費税率が10%だったらそれぞれ10.6%、14.4%、17.1%になる訳だ。

一方、所得比例年金の財源である「保険料」の料率は15%にするらしい。所得が400万円の人なら月5万円の保険料負担。自営業者はまるまる負担。ちなみに今現在の国民年金の保険料は月15020円。月5万は痛すぎるな。これはこれで無理があるな。

現行制度の修正ではだめなの?あと最低保障年金の制度はちょっと無茶じゃないか?



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コメント 3

吉村

65歳で無年金、無収入だったらどうせ生活保護なんで、どっちにしても大した違いはいないんじゃないですかね。
by 吉村 (2012-02-11 19:33) 

hogehoge

生活保護は資産があるともらえないけど、最低保障年金は資産があってももらえるのではないでしょうか。
by hogehoge (2012-02-11 21:22) 

吉村

その通りですが、無年金、無収入状態で生き続ければ早晩資産もゼロになりますよね。無年金になる人ってそもそも資産も少なそうだし。
by 吉村 (2012-02-11 23:22) 

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