香港ドルが人民元ペッグへ移行する可能性 [外国債券]
香港ポスト - 香港日本語新聞
香港ドルはいずれ米ドルではなく、人民元とペッグするとの見方も強い。そのほうが金融政策面で無理がなく、人民元に対して香港ドルの価値が下がり続けるのを食い止める効果が期待できるからだ。
しかし、人民元ペッグ制を実現するためにはいくつもの障害がある。もっとも大きなハードルは、人民元が海外でも自由に取引ができる国際決済通貨(ハードカレンシー)ではない点だ。現状のままで人民元と香港ドルがペッグされれば、自由に取引できる香港ドルがホットマネーによる投機にさらされる危険がある。
結局のところ、人民元の自由化が実現しない限り、人民元ペッグ制が導入されることはあり得ない。それがいつになるのかは、誰にも予想できないはずだ。
USドルで持つより香港ドルで持っておく方が人民元高の恩恵を受けられる可能性があるなら、その方がいいな。
現在は1USドル=7.8香港ドル
香港行政長官:米ドル・ペッグ、人民元が完全交換性持つまでは継続 - Bloomberg
11月7日(ブルームバーグ):香港の曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は、米ドルとのペッグ(連動)制について、少なくとも人民元が完全に自由に交換できるようになるまでは維持する意向を明らかにした。7日にニューヨークでのイベントで語った。「投機的な投資家は、香港当局が現行のペッグ制廃止に動くことを期待しているのは承知しているが、残念ながらそうした投資家は失望することになる。現在の状況を維持する」と述べた。
2011/11/08
米ドルペッグがしばらく維持されるにせよ、米ドルではなくて香港ドルで持っておくことのデメリットは特に無い気がする。そして人民元ペッグへ移行する事に対するわずかな期待。
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