中国人民銀政策委員「預金金利上げ、機熟す」 [外国債券]
日本経済新聞
(2010年5月27日) 27日付の中国紙、中国証券報によると、中国人民銀行(中央銀行)の金融政策委員を務める李稲葵清華大教授は同紙に対し「預金金利を適度に引き上げる条件は既に熟している」と述べた。預金金利が消費者物価の上昇率を下回る実質マイナスの状態が続いているためだ。インフレや不動産バブルの抑制に向け、預金金利を実質プラスにする必要があるとしている。
日本経済新聞
(2010年5月27日) 4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%上昇。伸び率は1年半ぶりの大きさとなり、3カ月連続で1年物の定期預金金利(2.25%)を上回った。預金金利が実質マイナスの状態が続くと、消費者は稼いだお金を預金よりもモノや不動産の購入に回すようになり、価格が上がりやすくなるとされる。
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