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2005年7月以前に人民元預金を始めた日本人は儲かっているのか。 [外国債券]

人民元レート改革から4年、対ドルレート20%上昇
20日の仲値で計算すると、4年間で人民元は対ドルで21.14%、対ユーロで3.4%、対円で1.16%、対香港ドルで20.66%、対ポンドで33%上昇した。人民元の上昇で最も直接的な影響が見られたのは、人々の懐は暖かくなり、1年間の英国留学にかかる学費が4年前よりも3分の1近く節約できるようになったことだ。


人民網日本語版 15:08 Jul 21 2009の記事。ちょっと古いけど、参考になったので。

2005年7月以前に日本円から人民元に換えて、人民元の切り上げ期待で人民元預金していた日本人は2009年7月までの4年でどれぐらい儲かったかっていうと、為替差益では1.16%だけ。まあそれでも、日本円で預金しておくより元で預金しておくほうが金利が高かっただろうから、微々たる為替差益に加えてその金利分はまるまる得したんだろう。っていっても、日本円には戻せないから中国で使うしかないだろうけど。

サーチナの為替計算機を使ってチャートを書いてみる。

CNY_JPY.jpg
人民元の対円レート。上に行くほど元高円安。これを見ると、途中元高円安だったけど、また元安円高に戻ってきたんだな。

USD_CNY.jpg
ドルの人民元レート。下にいくほど元高ドル安。ドルで給料もらっている人は人民元に換えて預金しておけば為替差益だけで約2割増えたわけか。

一応同じ期間のドル円レート。
USD_JPY.jpg
上に行くほど円安。やっぱりドル安円高が利いてきて、ドルに対する人民元の切り上げの恩恵をあまり受けられなかったんだなあ。

でも切り上げ期待の為替差益狙いはうまくいかなくても、金利で取れるなら、今なら人民元預金してもいいかもしれない、などと思う。ドルで持つより元で持つ方が円ベースで見たときの為替差損は受けなかったわけだし。近いうちに人民元から他の通貨に戻す事も自由になるだろうし。



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