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ギリシャデフォルト不安の現状まとめ [外国債券]

ギリシャはとりあえず10月に80億ユーロの融資をEUとIMFから受けられる事になった。融資の条件になっていた財政赤字削減策を21日に再表明したけど、それに対してまた労働者が10月に大規模ストライキを予定。ギリシャは昨年5月からこれまで5回融資を受けてきたけど、その時々に打ち出してきた赤字削減策はストやデモなどの反発にあって手つかずのまま。来年にはギリシャ国債は大量償還の予定。現政権は労働組合が支持層なので組合に痛みを強いる赤字削減策が本当に実施できるかはかなり疑問。解散総選挙による右派政権誕生に期待。

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これまで打ち出してきた赤字削減策(日経新聞2011/9/21)

以下ソース。

国家公務員給与と年金削減 ギリシャ、融資確保へ苦渋の選択 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
ギリシャ政府は21日、国際通貨基金(IMF)などからの次回融資を確保するため、財政赤字削減策を加速し、公務員給与と年金を削減すると発表した。  削減策は欧州連合(EU)とIMFとの2回の協議を踏まえて21日遅くに発表した。政府の声明によると、月間1200ユーロ(約12万5000円)超の年金を20%削減、55歳未満の年金受給者には1000ユーロを超える部分について支給額を40%削減する。3万人に上る国家公務員の賃金も引き下げる。



国家公務員給与と年金削減 ギリシャ、融資確保へ苦渋の選択 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
ギリシャの地下鉄、路面電車、鉄道、バスなどの労働者と国立学校の教員は政府計画に反対するため、22日にアテネで24時間ストを実施。また、ギリシャで公的部門最大の労組、ギリシャ公務員連合(ADEDY)の代表は21日、政府の財政緊縮策に抗議して、民間最大のギリシャ労働総同盟(GSEE)とADEDYが10月5日と19日、2度にわたり24時間ストを実施すると発表した。



ギリシャ、赤字削減策再表明へ IMFなどと協議  :日本経済新聞
【パリ=古谷茂久】欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は20日夜(日本時間21日未明)、前日に続きギリシャ政府と金融支援の継続について電話協議する。同国政府によると早ければ同日、80億ユーロ(約8400億円)の融資を10月に実行することで合意する見通し。融資の条件としてEUなどは赤字削減策の着実な実施を求めており、同国政府は公務員削減などを改めて打ち出す見通しだ。  今回の融資が決まればギリシャの当面の危機は回避される。EUとIMFは2014年半ばまで同国の資金繰りにめどを付ける方針だ。だが財政再建が滞れば、融資は受けられない。同国は昨年5月からこれまで5回にわたり融資を受けてきたが、相次ぎ打ち出した財政赤字削減策の多くは計画倒れに終わり、財政は危機的な状況に陥っている。




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