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ドルMMFを売って日本円にした。 [外国債券]

分散投資の観点からはドルMMFのまま持ち続けた方が、というよりむしろ、ドルコストで買い増していった方が正解だろう。やがて景気は回復して、来るべき好況期には過熱しすぎた景気を抑制すべく利上げが行われる。MMFの利回りも上昇する。その後、景気後退期に差し掛かる頃、高金利のまま固定すべく外国債券にリレーする、これが王道だろうか。その時には円安だろうから、外債にリレーする代わりに円転するという選択もあるかな。

なんで今、円転したんだろう?
たぶん現時点で外貨MMFに魅力を感じないからだけど、なんで魅力を感じないんだろう。
外貨MMFの魅力は何だったんだろう。

『高利回り』

今は利下げ、利下げで外貨MMFの利回りも全然高くない。
外貨建てMMF 特長/マネックス証券


分配実績(日興外貨建てMMF)
米ドル ユーロ 豪ドル
0.474% 0.651% 2.429%
2009年4月8日現在の直近7日間平均利回り(課税前)


キャッチフレーズも「好」利回りになってる。
日本の預金金利に比べれば好ましいっていう意味か?
いずれにせよ現時点ではそれほど魅力に感じる点ではない。
「高」利回りになってから、つまり、好況期になってから買えばいいんじゃないか?
もちろんその時にはおそらく円安だから、今よりも割高だろうけど。
それが気になるなら円高の今、利回りがたいしてよくなくても買っておくのも道理ではある。
でもその行動は結果的に高利回り目的じゃなくて為替差益目的の行動だろう。

『為替差益が非課税』

これは魅力。外貨預金やFX(店頭)の為替差益が雑所得とみなされ課税対象であるのと比べると大きな魅力だろう。為替手数料も外貨預金よりはだいぶ安いし。FXよりは全然高いけど。
やっぱり外貨MMFは為替差益狙いで利用価値のある金融商品なんじゃないのか。
円高で仕込んで円安で売る。
でもそんな風にタイミングを計る投資をするなら輸出関連株の方がいいんじゃないかという気もする。
1ドルが100円から120円になったらドルMMFは20%の為替差益。
でもそのときには輸出関連株の株価は余裕で20%以上上昇してるんじゃないか?

。。。下落でも同じことが言えるか。単に自分がリスク追求型になっただけだな。


『一ヶ月複利』

。。
すっかり忘れてた。
これは大きなメリットじゃないか?
株式投資だと配当はだいたい半年に一度だし、配当金が単元株相当に満たないと再投資できないし。
長期投資を考えた場合、ドルコストによって為替差益・差損は打ち消される。だから為替差益が非課税な点がメリットなのではない。むしろ一ヶ月複利こそが長期投資にとってはメリットになるんだ。
いつ始めるかも問題じゃない。円高の時は利回りは低いけど割安。円安のときは割高だけど利回りが高い。

まあ他に投資信託のドルコストは続けてるからいいけど、ちょっとドルコストで時間平均、分散投資で空間平均をとって、複利効果だけを浮き彫りにする、この精神を思い出す必要がありそうだ。
すぐに目先の利益が欲しくてスイングしてしまう。





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